ソリッドとチューブラーの戯言

初老アジンガーの戯言

先日とあるアジングブログの記事を見た。なんのブログだったか忘れたけど、似たような調子のロッドを持ち替えたらアタリの伝わり方が違っていて脳がその違いに追い付かずスランプに陥ったという話だった。

2本のロッドは長さもほぼ同じで全体的に良く曲がるスローテーパー。違いはティップがソリッドかチューブラーか。確かDFR511とブルカレ58TZの比較だったと思う。それぞれのアタリの感じ方が違っているという話だった。

私の中のソリッドとチューブラーの違いは、ソリッドは可動範囲が少ないがゆえティップがもたれるまでの時間は短い、チューブラーは長いという認識。かみ砕くと、ソリッドは荷重が掛かってからティップが下がりきるまでが一瞬。チューブラーはロッドの曲がりの支点からティップまでの距離が長いのでティップが下がりきるまで時間がかかる。同じ荷重を一瞬で感じるのと長い時間かけて感じるのでは、一瞬の変化のほうがわかりやすいのは明白。例えば絵の一部が変わっていくクイズで長い時間見てるとわからんが一瞬で切り替わるとすぐわかるのと同じ。つまり、ソリッドは荷重変化がわかりやすくチューブラーはわかりにくいという話になる。

変化する荷重がある程度大きければたしかにその通りだが、荷重が極わずかだったらどうだろう。ソリッドに極わずかの荷重変化が掛かるとほんの一瞬で変化が終わる。荷重がかかる前と後の違いが小さすぎてなおかつ一瞬で変わるので気が付かないことも起きやすい。チューブラーはじわじわ手元に重さが乗ってくるので小さな荷重変化、とくに潮の重さのようにじわっと変わる変化がわかりやすいと思っている。

もちろん竿の特性にもよるので、ピンピンのチューブラーでは微妙な潮はわからんし、細く削ったロングソリッドは荷重変化に追随して曲がりこむので潮の荷重もわかりやすい。それに好みもある。コンときたアタリを取るのが好きなら張りがあるティップがいいし、潮の変化とか抜けアタリとか難しいの取りたいならある程度のしなやかさは必要。

そうなると結局のところソリッドとかチューブラーとかでなくその竿の特性でアタリの感じ方が違うってことになってしまうなぁ。竿のどこが柔らかくてどこが硬いのかで竿の特性を見極めれるようになったら無駄にアジングロッド買わずに済むのになって思った今日の昼休みでした。

ついでに、私が所有する竿の中でティップだけが柔らかいロッドとベリーまでしなやかなロッドを紹介します。

ティップだけ柔らかいロッド
ルナキア582L


トレバリズムキャビン410TS

ベリーまでしなやかなロッド
ブルーカレントⅢ53

その間の曲がりが
21コルト592XULS

 

釣果データ

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