このごろLHR-57を持ってアジングに行ってる。古いモデルなので今さら感もあるが以前は感じなかったことを感じられるようになったのでその戯言です。インプレではありません笑。
LHR-57というか34のロッド全般的に重いけどバランスが良いという特徴がある。バランスがいいのでリールの重量を選びません。軽いリールも重いリールも問題なく使えます。何かの動画で社長が180gくらいのリールが良いとか言ってたので前は180gくらいのリールを装着して使ってましたが、ヴァンフォード(150g)をセットしたらやたらと感度が良くなった。良くなった感度は荷重感度。そこを具体的に書いていきます。
さっき34のロッドはバランスが良いと書きましたが、メーカーは単純にオモリをたしてバランスを良くしたのではなく、ティップは軽くグリップ周辺にマス(重量物)が集中させているところが良いと思います。これにもう一つの重量物であるリールを付けるとさらにマスがグリップに集中する。そのためティップを動かす際に竿先の重量感が小さい。このことでラインのテンションの変化を敏感に感じ取れるようになってます。
ただ、わずかな荷重では曲がらないくらいティップが硬いので抜ける荷重の感知はやや難しいです(張らず緩めずができれば解消しそう)。逆にテンションが抜けた状態からテンションが掛かった時の手首に感じる荷重は大きめに感じる。また荷重がかかった状態からさらにじわーっと重くなるとかじわーっと軽くなる変化は敏感に感じます。この変化を大きく感じるためにはタックル総重量は軽くしたいので軽いリールが効いてきます。
あともう一つ軽いリールにすることのメリットが、感度が良い範囲が広くなること。感度が良い範囲とは、アタリを取る時の竿の角度が広いっていう意味です。
竿を持つときはロッドを水平にしてバランスが取れる位置に指を置いて一番軽く感じるところを持ちます。そして竿先を水平から上げていくと竿は自重以上に重く感じてきます。重いリールを付けているとその変化は著明に現われます。これの何がダメなのかというと、アジングで小さなアタリを感じるためには力を抜くことが大事で余計な力は入れば入るほどアタリを感じにくくします。だから竿先上げても重く感じにくいことが大事になります。
竿先をあげると重く感じる理由は説明すると長くなるので割愛しますが(ポイントは縦の重心位置と支点の関係性です)、要はロッドが重くてリールが軽いと竿先を上げた時にバランスが崩れにくくてアタリを取りやすくなるんです。
私がLHR-57を購入した頃はこの竿が34の初心者用ロッドとして売られてて、家邉さんが初心者が潮を感じて釣れるロッドと説明していて期待して買ったんですが、届いたらパキパキの曲がらないロッドでこりゃ使えんと思ってました。でも少し経験積んでから軽いリール付けたら潮が感じられるロッドに変わりました。やっぱり一度買ったロッドは売ったらあかんなーと思った次第です。
戯言にしては長くなってしまった。とりあえず今回は軽いリールと組み合わせると潮と反響の二つの感度が良くなるというところまで。あと、竿先軽いと張らず抜かずのテンション維持もやりやすくなります。LHR-57いい竿です。でも今から買うならこっちの方がいいかも。
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