風に強いソリッドティップ

アジング理論

1月2月は寒い。気温が低くて寒いんだけど、そこに風が吹くからもっと寒い。日本の冬は北西の季節風がずっと吹き続くので、風が吹く中でのアジングがほとんど。正直つらいけどサイズが良くなるこの時期は我慢のアジングです。そこで、風が吹く中でもアジングがしやすい(アタリがとりやすい)ロッドとはどんなもんか説明させていただきます。

まずは風から逃げる

ロッドの説明のはずですが、最初に場所の説明から。わかってるわいと言われそうですが、風裏が寒さしのげていいですよ。北側や西側に建物とか壁とか風を遮るものがあれば寒風を直接受けずに釣りができます。でも、もし風が緩かったら、風を正面から受ける場所でアジングすると魚が寄っている確率があがりますがあまりお勧めしません。くれぐれも風が弱い時にしてください。我こそはどM!寒くてち〇ち〇小さく縮んでもヒャッハー‼という方はどうぞ強風の中で正面から受けて頑張ってください。ヘブンな体験が待ってるかもしれませんので。

風でラインがあおられる

風が吹くとどうしてもラインは風の影響を受けます。ラインの素材選びである程度影響を薄めることはできますが、影響をなくすことはできません。ラインが風の影響を受けるとラインが風によって引っ張られる現象が起きます。つまり、風によるラインテンションが発生します。アジングはただでさえ(風がない時でさえ)極小のラインテンションを感じてアタリを取る釣りなので、風によってラインテンションがあるとリグのテンションと区別ができなくなってしまいます。これが、風が吹くとリグの存在を感じられなくなる原因。

この状況のなかで風のテンションとリグのテンションを見分ける方法があります。ロッドティップを小さくシェイクして竿先にコンコンとラインがリグまで一直線になることを確認してテンションフォールさせるのです。もちろんリールを巻いてテンションをキープしてもアタリは取れますが、その場合リールを巻く時のラインテンションと風のラインテンションが掛かってるのでアジの活性によりますがアタリを弾きやすくなります。テンションフォールの時も風によるラインテンションが加算されてるのでリグには通常よりラインテンション強めに掛かってますが、手元には通常のラインテンション以下しか感じてません。ここでラインテンションを感じようとしてテンションを強くするとリグは早く動いたり浮いたりしてアジンガーが思ってる操作と違う動きをしてしまいます。シェイクでリグの存在を感じられるくらいまでラインのメンディングが出来たらあとは風にあおられながらノー感度のままアタリを待ちます。するとコンとかカンとかのアタリがあったり突然リグの重さを感じるようなアタリを取れます。この時抜けアタリを取るのはかなり難しいです。

ノー感度の状態でアタリを待っててアタリを感じるのかという疑問ですが、ラインが風ではらんでいたらアタリを感じます。風でラインが空中で暴れているような状態では感じられませんが、一定方向に吹く風にあおられている場合ならノー感度でもOKです。

で、どんなロッドがいいんだよ

エクストラファーストテーパー

先ほどの説明の中でロッドで操作している部分は小さなシェイクでコンコンを感じる操作です。このコンコンはラインが弛んでる状態から一直線に張った瞬間に感じる振動です。風がない時ならだいたいどんなロッドでも多かれ少なかれコンコンを感じられますが、風が吹いて風のテンションがラインにかかってる時は、ティップが良く動くロッドだとラインを張る瞬間に風によるテンションが弛みを作ってしまい張った瞬間の振動が出なくなります。逆に考えれば、ティップが動かない棒のようなロッドであれば、風の中でも強引にコンコンを作り出せます。その瞬間リグは大きく動いてしまいますが、目的は風の中でもコンコンを感じることなので多少動くのはしゃーない。

だかしかし、ティップまで棒のロッドだとアジのアタリを感じてもアジも違和感感じます。1秒以下の早業でリグを吐き出してどっか行ってしまいます。そこで、柔らかくて曲がる場所が短いソリッドティップです。いわゆるエスくトラファーストテーパーって言われるソリッドティップですね。ティップの先の数センチだけ柔らかくてあとは固い設計だとシェイクで張る瞬間ティップの先の短く柔らかい部分が曲がりきるとあとは固い棒のようなぶぶんだけでラインを引っ張るので風によるテンションがあってもコンコンを感じられるようになります。

ショートロッドよりロングロッド

ロッドの長さはある程度長さがある方がコンコンを感じやすいです。これはショートロッドではシェイクでラインを引っ張れる長さが短くなるので風によるラインの弛みを張り切れなくなることがあるからです。風が緩ければ大丈夫ですが、風が強くなるとロングロッドの方が厳しい状況でもラインのコントロールがしやすくなります。

強風の中でアジングしやすいロッドはこれ

私が今書いた理論を感じるようになったロッドがオリムピックの18コルトの642L-HSです。現在廃盤ですが。

今は23コルトになって同じ番手があります。設計はほぼ変わってないと思いますが、若干柔らかくなってお値段高くなってしまってます。

今販売してるロッドで18コルトの642L-HSに近いと思われるのは宵姫爽63

もう少しお手頃だとオリムピックのコルトUX。ジグヘッド1g以上で1.5g前後が使いやすいです。

さぁ、あなたも強風の中ち〇ち〇縮ませながらアジングしましょう!

釣果データ

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