潮馴染みがいいってどうゆうことなのか

インプレ

巷で噂のアジングライン THE ONE を紹介するYouTubeを見ていて「潮馴染みがいい」って話をしてました。

で、その時に「潮になじむってどうゆう状態なの?」と思い自分なりに考えてみると、

ジグ単アジングにおける潮馴染みとは、リグ(ジグヘッドとワーム)が潮の中でどういった状況にあるかをラインを通じてわかる状態ではないかと思いました。

潮が動いてなければ、ジグ単は海底に向けて沈みますがラインによって垂直に沈まず円軌道に近い形で斜めに沈みます。この時ジグヘッドがラインを引っ張るテンションを竿先で感じ取れれば潮になじんでるって状態。

潮が動いてれば、ジグ単は潮に引っ張られてラインを張りながら移動していき、その時にラインを引っ張るテンションでジグヘッドの状況を把握できて潮になじんでるねって状態などなど。

そうすると、肝心なのはラインがジグ単の引っ張るテンションの邪魔をしないのが潮馴染みが良くなる条件だと思う。逆に言うと、ラインが他からの力でジグ単を引っ張ると潮馴染みが悪くなるってことだと思います。

どういう状態かというと、ラインが上昇する風であおられて上に持ち上げられてる状態。リグが沈まないしどこにあるかわからない。ラインが潮に流されても同じことが起きます。

ってことは、潮馴染みが良いラインってのは海水の比重に近いラインじゃないかと思います。

海水の比重はいくつかというと、1.02~1.04とかだそうです。一番近いのはPEラインで0.98ですが、これって最悪で海水より軽いから平時で浮いてジグヘッドを持ち上げてしまいます。また編み込みラインは表面積が単糸より大きくなるので風にも弱くなります。なので却下。

次に近いのはナイロンの1.14。データ上ナイロンラインが一番潮馴染みがいいんです。扱いやすいし、リーダーもいらない。最高のアジングラインです。でも、伸びと耐久性の問題で主流になれないライン。私も使ってないので今度使ってみたいと思います。

その次はエステルラインの1.4前後。適度に沈んで張りもあって切れやすいけどアジングにメリットが多いラインです。

フロロカーボンも比重高くて(1.78)張りがあってエステルのようにアジングに向いていますが、私的には沈みすぎます。中層ゆっくり探りたくてもリグを底へ底へと引っ張ります。ボトムずる引きアジングにはいいですが、そんなアジングするのは稀ですから結局使いにくい。

今のところ理想的だなと思うラインはユニチカのU-TECシンサヤというラインです。エステルを芯にナイロンがその周りあるハイブリッドラインで比重は1.2。ナイロンのようにジグヘッド直結びしても切れにくくナイロンより伸びないそう。エステルと比べてどれくらい伸びないかは今のところわかりません。あと、2.5lbからしかないのでジグ単アジングで使えません。

今回素材の特性の話しかしてませんが、太さでも話が変わってきます。ざっくり書くと細いほど他からの抵抗受けにくくなるので潮馴染みよくなります。逆に細くなるほどラインは伸びます。

ということで、潮馴染みっていうのはリグがどういった状況にあるかを把握しやすいテンションのことを言ってて、その状況を作るのにラインの比重が大事だよって話でした。

ちなみに、THE ONEの比重は0.97です。

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