SRAM UTR-61-one lgd のインプレ

ロッド

廃盤モデルのインプレを今書いた理由

自分が一昔前のパッツンアジングロッドをヤフオクで買う際に、インプレを探してもあまりなくて困ったから。昔のアジングロッドでも今それを探している人もいるだろうから、その人のために書いときまーす。

SRAM UTR-61-one lgd の説明

メーカーさんのHPが一番正しい情報源
https://tict-net.com/product/sram_utr61.html
メーカーのHPそのものが情報少なくて笑ける

ちなみに今ではモデルチェンジしてこちらになってます。
https://tict-net.com/product/sram_utr_t2.html

実際に使ってみての感想

想像通りのパッツンロッド。張りが強くて全体的に硬い。竿だけで振ってもあまりしならず戻りが早い。バットは曲げられるもんなら曲げてみろくらい強い。あとけっこうソリッドティップが硬い。でもベリーが少し柔らかい。意外である。キャストするときリリースするタイミングは少し取りづらいけどすぐ慣れます。0.5gでも結構飛ばせる。全体でみると、曲がりは張りの強いチューブラーのような感じ。ベリーから曲がる。そこからティップがスムーズにしなる。今のパッツンみたいにティップの先から曲がることはない。ベリーティップが曲がる時の反発の強さはけっこうある。

張りが強いので当然だけどチョンチョンした時の反応がすごい。カンカンと響く。リールは150gのものを使ってたけどバランスはすこぶる良い。私のすこぶる良いは2フィンガーで持ったら少し先おもりして、人差し指をグリップの先端に置いた時に水平になるバランス。この状態で持ってると0.5gのリグの着底がわかる(風とか潮とかラインの太さとか状況によりけり)。でも荷重が徐々に変化していくのを察知するのは気を付けとかないとわかりづらい。やっぱりリグをガンガン動かして反響系のアタリを取る竿。

自重は63gくらいあった。コルトUXの61より重い。でも竿先に感じる重さはUTR61の方が軽い。使ってて疲れることがないぎりぎりの重さである(箸より重たいものを持たない私の感想)。

素材のカーボンに何を使ってるかとかわかりませんが定価からしてたぶんいいカーボン使ってると思う。反響感度を楽しむアジングであれば今でも十分というか最前線で使えます。ただね。これワンピースロッドなんです。扱いがめんどくさいんです。竿は広いスペースに収納とか釣専用車があるとかそういった環境の人はいいけど電車アジングの人は無理。

今のパッツンロッドの主流は極細カーボンティップ(0.6とか0.5とか)の先端部分だけが曲がるテーパーが多いけど、極細までいかない0.7のちょいと固めで全体的に曲がるショートカーボンティップに少し柔らかいベリーという今ではあまり見かけないテーパーのアジングロッド。今売ってるパッツンロッドとはまた違う昔のアジングロッドを触ったことがない方にはいいかも。

定価42,000円くらい。中古相場は状態良いので2万くらい。めったに出品されない竿なので欲しい方にはプライスレスか。

釣果データ

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