19ストラディックやヴァンフォードのギアゴロゴロ感改善方法

インプレ

私が購入した19ストラディックC2000番(1台)ヴァンフォードC2000番(3台)は、買った状態でゴロゴロとギア感がありました。

症状はハンドルを左にセットして、ハンドルをリールに押し付けるように回すとギアの嚙み合わせにあわせてゴロゴロ感が発生しますが、ハンドルを押し付けずに回すとゴロゴロ感が消えてスムーズに回るという状態です。

原因はメインギアとピニオンギアのクリアランスが無いために起きているものだと思われます。

19ストラディックC2000Sの分解図で説明すると、59番のピニオンギアと69番のメインギアの間に隙間がなさ過ぎてギアがゴロゴロしていると思われます。ここに隙間を作るために69番のメインギアと68番のベアリングの間に隙間調整用のドーナッツ状の金属のシムを追加します。

まずはリールの分解からですがひとつ注意事項があります。自分で分解した場合は以後メーカーの保証が受けれなくなったり修理を受けてもらえなくなる場合があります。分解する場合はそういったことを理解したうえで自己責任で行ってください。

分解に必要な工具は、
六角レンチ0.89ミリ


眼鏡レンチ12ミリ
トルクスレンチ6番と8番
プラスドライバー1番
ピンセット
外径10ミリ内径7ミリのステンレスシム(厚さは0.02と0.03があれば組み合わせて調整できます。)

ではスプールを外します。

スプールを支える部分のパーツを6角レンチを使って取り外し、プラスドライバーと眼鏡レンチを使ってローターを外します。

トルクスレンチ6番を使ってボディ後ろ側のカバーを外し、カバー内にあったプラスネジ1本とトルクスネジ2本を外してボディを分解します。

奥のほうに見えるベアリングにピンセットを使ってシムを追加します。

あとは逆の手順でもとに戻して完了です。私のケースでは最初に0.05ミリのシムを追加してみましたがまだゴロゴロしたので0.1ミリに変えてスムーズに回転するようになりました。

197ストラディックのほかにも、20ヴァンフォードやソアレXR(500SPG除く)も同じ症状であればこの作業で改善できるかもしれません。また20ヴァンフォードにソアレXRのギアを入れた時はシムの調整しなくてもスムーズな回転になったのでノーマルギアやハイギア特有の症状かもしれません。

多分最近製造された個体ならメーカー側で改善されている場合もあるし、実行する場合はくれぐれも自己責任でお願いします。

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