シマノ ヴァンフォードC2000とC2000HGのとりあえずインプレ

リール

待ちに待ったシマノのマグナムライトローター機種ヴァンフォードの1000番ボディ系であるC2000とC2000HGが11月14日に発売になり手元に届きました。

私は9月22日に予約注文していました。
だいたい2ヶ月間待ってたことになります。
待てない関西人がよく2ヶ月もガマンしたなと、我がことながら感心します。

1000番ボディ以外はすでに発売済みで、使ったユーザーの使用インプレ等で高評価を得て話題ですが、ヴァンフォードシリーズ最軽量(150g)の1000番ボディをアジングで使ってみる場合にどんな感じになりそうか、まだアジングに行けてないので家でハンドルくるくる回してるだけですが、そこで感じたことを書きます。

まずは重量チェックから

ヴァンフォードC2000Sの重量チェック

ヴァンフォードC2000Sのスプールの重量

スプールにアーマードF+0.1号150m巻いてます。

23.9g

ドラグノブ込みだと29.9g

29.9g

ヴァンフォードC2000Sのハンドルの重量

18.5g

ヴァンフォードC2000Sの本体の重量

104.0g

ヴァンフォードC2000Sの総重量

152.4g

ヴァンフォードC2000SHGの重量チェック

ヴァンフォードC2000SHGのスプールの重量

スプールにアーマードF+PRO0.3号150m巻いて24.8g、ノブ込みで30.7gです。スプールにアーマードF+0.1号150m巻いたヴァンフォードC2000Sのスプールが23.9g、ノブ込みで29.9gなのはラインの重量差と思われますのでラインを除けば同じ重量だと思われます。なので写真なし。

ヴァンフォードC2000SHGのハンドルの重量

19.1g

C2000SHGのハンドル長は45㎜です。C2000Sの40㎜ハンドルと比べて0.6g重くなります。

ヴァンフォードC2000SHGの本体の重量

103.6g

なぜかC2000Sより0.4g軽くなってました。C2000Sと重量を合わせるためにハンドルが重くなる分軽くしたか、そうでなければただの誤差。

ヴァンフォードC2000SHGの総重量

153.4g

ヴァンフォードC2000Sと比べて1gの違いですがスプールの重量で判明したラインの重さの違いが1g近くあったので結局C2000SとC2000SHGの重量に違いはほぼありません(カタログみりゃ分かるだろっていう話でした)。

ヴァンフォードC2000Sとのタックルバランス

ブルーカレントⅢ53の場合

フードナットとルールフットを止めるパーツとの境目あたりにバランスが来ます。全く問題のないバランスです。総重量も203g(ロッドとリールの合計)で、豆アジの抜けアタリを取りまくった17ソアレCI4+C2000SSPGの時より10g軽くなってさらに感度があがりそうです。

ブルーカレントⅢ53の豆アジ実釣インプレ
1回目のインプレではロッドのスペックとタックルセッティングを 2回目のインプレではキャスティング・持ち方・フッキングについて そして3回目は実釣編になります。 豆アジをいっぱい釣っている時に感じたブルーカレントⅢ53の特徴を書いていきたいと...

ブルーカレントⅢ510の場合

フードナットのリール側の端あたりにバランスが来ます。53の時とほぼ変わらないバランスなのでロッドを持つ場所を少し変えるだけで指先でロッドを扱えます。

ブルーカレントⅢ63の場合

フードナットの真ん中あたりにバランスが来ます。このバランスで持つと指先に少し重さ(先重り感)を感じます。対策として7gくらいのリールスタンドをつけると指先が軽くなって扱いやすくなります。

ヴァンフォードC2000SとC2000SHGのインプレ

巻きの軽さ

何と言ってもヴァンフォードの特徴は巻きの軽さです。クイックレスポンスシリーズの頂点である19ヴァンキッシュと同じ素材・形状・重量のマグナムライトローターをヴァンフォードでも使用していて巻きの軽さは保証されています。

しかし「びっくりするくらい軽い」かというとそうでもないです。手元にある17ソアレCI4+C2000SSPGと比べるとソアレの方が巻きが軽いです。ギア比1:5.1と1:4.3の違いがあるのでそりゃそうだという話ですが、ヴァンフォードをベースにしたソアレが発売されれば17ソアレよりさらに巻きが軽くなるのが予想されます。私のように巻きの軽さを最優先するなら来年以降に発売されるであろう新型ソアレを待ったほうが幸せになれます。

アジングで今ヴァンフォードC2000SやC2000SHGを選ぶ理由は、スプリットショットリグやキャロライナリグなどハンドル1回転あたりの巻き取り量が70㎝かそれ以上軽い巻きが必要な場合にあると思います。重量はむしろ重いほうがキャロロッドには合わせやすいんですが、巻きが軽くて重いリール(できれば安く)ってないので重量はリールスタンドやダブルハンドルで対応できます。

特にC2000SHGの巻きの軽さは格別です。ハイギアモデルなのにノーマルギアを回しているような感覚になりますし、17カルディアLT2000S-XHと比べるともう別のクラスのリールを巻いている感じです。ハンドルの回転を止めた時にハンドルが回り続けようとする力もカルディアよりぜんぜん小さいのでULSJのようなジギングでも使い勝手がよくなってます。マグナムライトローターの恩恵を十分に受けていると感じました。

もしかしたらキャロ用にはヴァンフォードの2500SHGを選ぶのもありだったかな。いや、ジグ単用のほかにスプリット用とキャロ用の3本を持ち歩くのはできないのでいいとしよう、うん、そうしよう。

重量の軽さから生まれる感度 持ち方

繊細なアタリを取るアジングでは感度が重要視されるのでリールの重量は軽いほうが好まれます。この理由、話すると長くなりすぎて若いもんに嫌われるので別の機会に話します。

とにかく、ヴァンフォードC2000SとC2000SHGの重量は150gです。19バンキッシュと5gしか変わりありません。値段が半分くらいなのにとんでもないことです。企業努力のたまものです。シマノさんありがとう。

ギア周りのソリッド感

これは17カルディアLTとの比較ですが、先日ダイワのリールのメンテナンスを出しましてベストな状態に調整していただいたカルディアLTとヴァンフォードを比較してギア周りのクリアランスが全然違うのに驚きました。値段が違う、クラスが違うといわれそうですが、値段以上の差があるのでお金出して買うならヴァンフォードがいいと思います(個人の感想です)。

かるーいギア感

ここからは悪かった部分を書きます。ハンドルを回したときにかるーいギア感(ゴリ感とは違う)を感じます。まだグリスが馴染んでないだけかもしれませんが、C2000SもC2000SHGもギア感を感じます。マイクロモジュールギアⅡってのがはいってるそうですが今のところ17ソアレの方がスムーズなギア感です。使ってるうちにグリスが馴染んでギア感がなくなることを期待しています。

ベールのクリック感にひっかかり

ベールを返す時と戻すときにすこーしひっかかる感じがあります。これも使っていれば馴染んでくるかもしれません。いや馴染むと信じてます。

まとめと来年のソアレの予想

ヴァンフォードのライトゲームクラスがやっと発売されました。まだ現場で使っていませんが、重量感、回転の滑らかさ、巻きの軽さなどそれまで使っていた17カルディアLTC2000S・C2000S-XHとアジングで使用とした場合に大きな開きを感じました。クラスが違うけど値段で比べても大きな開きあります。

ヴァンフォード前作のストラディックCI4+C2000SやC2000SHGとの比較でも重量が軽くなったこと、ロングスプールで飛距離が伸びること、新設計のマグナムライトローターで巻きが軽くなったこと、この3点が主な違いで確実に進化していますので、13ソアレBBから18ソアレBBの時のようにモデルチェンジしなければよかったのにということはありません。

しかし、今回発売されたヴァンフォードC2000SとC2000SHGは軽量ジグ単アジングに適したモデルではありません。軽量ジグ単アジングに適したモデルは来年以降に17ソアレCI4+C2000SSPGのモデルチェンジとして発売されると思われます。その時には1:4.3のギア比と35㎜ハンドルとスプールにベアリングを入れたリジッドサポートドラグが搭載されてアジングで欠点がないリールになると思います。そんなん発売されたら買ってまいますやん、シマノはん。

釣果データ

コメント

  1. 初めまして。
    ブログ見させていただきました。
    ヴァンフォードに軽いギア感があるとのことですが使用している内に無くなったのでしょうか?自身の所持しているヴァンフォードも(C2000S)ギア感があるので売り払おうか迷っています。

  2. お返事遅くなって申し訳ございません。
    わたしのヴァンフォードですがギア感はほぼ感じなくなりました。グリスが馴染んだのかと思ってます。でも、なくなったのではなくすこーし感じます。ただ、実際に釣りで使ってる時にはギア感は気にらないので問題なく使ってます。
    私はこのまま使いますが、今C2000Sは在庫切れのようなので良い条件で販売できるかもしれないですね。良い結果になることを祈ってます。