34 ガイドポスト LHR-52 のインプレ

ロッド

社長のキャラクターが人気のアジングメーカー34の最新初心者向けロッドのガイドポストLHR-52。

検索してみるとこのロッドのインプレが妙に少なく不思議に思ったのと、私自身このロッドを使っていて気になるところがあったのでインプレ書いてみることにしたので最後までよろしくお願いします。

社長が語るこのロッドを作った理由

34の社長曰く

  • 今のアジはプランクトンを主食としている
  • プランクトンを演出するために1g以下の軽量ジグヘッドを扱いやすくする必要がある
  • そのためスローテーパーが必要でこのロッドを作った

という理由だそうです。

GUIDEPOST LHR-52 - アジング ライトゲーム フィッシング|THIRTY34FOUR(サーティフォー)
GUIDEPOST LHR-52   GUIDEPOST LHR-52     販売価格:24,200円(税込) JANコード: 4580783471946 テーマは「軽量ジグヘッドの世界へ

アジは昔っからプランクトン食べてるし体が成長する前はプランクトンが主食なのも今に始まった話ではないけど、私が通う釣り場は水深6メートルくらいで潮の動きが少ない湾奥部で、そういった環境ではゆっくりした動きで釣れることが多いのは間違いなく、軽量ジグヘッドを扱いやすいのは自分が求めるものに近いです。

だからスローテーパーが必要というのも理解できます。軽いジグヘッドを投げるのにロッドがしなって投げないと距離が出ませんし、しなることでキャストのタイミングも取りやすくなります。

こういった背景があり、少し期待しつつ購入して届くのを楽しみにしていました。

買って触った第一印象

ロッドが届いて最初に手にした時の第一印象は

  • 軽いな
  • ティップやわらかいな
  • ブランクかたいな

といったところでした。

軽いな

34のアジングロッドは基本的思想でロッド単体のバランスが極端な手元寄りになっています。なので持った時とても軽く感じますが、実際の重量は69gあって2万を超える価格の5フィート前半のアジングロッドの中では最重量クラスの重さです。ロッドバランスが良いのはアジングするにあたって素晴らしいことですが、重さとの兼合いの点では好みが分かれる設定ですね。

私の場合ですが、好みは少し先おもりする60g以下の軽量ロッド。下がろうとするティップを保持する状態がキンコンカンとくる反響感度を高くすると思っていて、ロッドそのものは軽いほど保持するときの負担が少なく楽に扱える。そしてロッドの調子は柔らかめでロッドのしなりで荷重の変化を感じられるようなのが好み。私の好みなどどうでもええか。

ティップやわらかいな

ガイドポストLHR-52のティップはカーボンソリッド製で長さが約40センチあります。
カーボンソリッドティップは太さを変えることで曲がりを調整できるのが特徴で、各メーカーはカーボンソリッドティップの曲がりを独自の調整をしてロッドの個性を決定していきます。長さが40センチほどあると個性を発揮しやすく、LHR-52ではとても個性的な曲がりであるなと感じました。具体的には、ソリッド部の真ん中が最も曲がるように調整をされています。そしてこの曲がり方は34では「Fチューン」という名で発表されていますが、今回LHR-52には公式でFチューン搭載とは発表されていません。

私はこの特徴ある曲がりのティップは初めて使ったのでやはり最初は理解できず、使った印象は気持ち悪い曲がりだなと思ってましたが、その後使い続けてからの印象は、こういった曲がりも軽量ジグヘッドを扱いやすいんだなという印象にかわりました。

補足として、カーボンソリッドの味付けは大まかに二つあって、ソリッド部全体が曲がるテーパーとソリッドの先端部から曲がり始めるテーパーで、LHR-52のテーパーはそのどちらでもないテーパーですが、タイプとしてはソリッド全体が曲がるテーパーに近いものになっています。

ブランクスかたいな

先にも書いてますが、スローテーパーは軽量ジグヘッドを投げるのにしなりを使えるので有効だと思います。しかし、LHR-52のブランクスはあまりしなりません。ブランクスを曲げようとして振る速度を上げると先にやわらかいティップが曲がって極端に曲がるティップ部に負担がかかっているように感じます。一般的にスローテーパーと言うとティップからバットまでしなるロッドの印象ありますが、ガイドポストのスローテーパーはソリッドティップ部は一部極端に柔らかくチューブラーのブランクス部はベリーからバットまでやや硬めですが同じ調子で曲がるスローテーパーです。そのためキャスト時は柔らかいティップ部が先に大きくまがります。余計な心配かもしれませんが、ティップの一部に負担をかけ続けて長く使えるのだろうか、素材の疲労で折れたりしないだろうかと心配します。しかし、キャスト自体はティップの曲がりが有効なのか思ってる以上によく飛びます。印象としてはファーストテーパーのロッドで投げている時と変わりない印象です。

半年使って感じた印象

軽量ジグヘッドが使いやすいロッドだけど、社長の言うスローテーパーと私のスローテーパーの認識が違うなというのが半年使って感じた印象です。

ソリッドティップはやわらかくて荷重に対して敏感に反応し、バランスの良さもあって潮の変化も感じやすく全体的にアジングロッドとして不満はないのですが、社長が言ってたコンセプトを呑み込めてない部分があるので社長を信じて買うとがっかりする人もいるかもしれません。
はじめからFチューンティップ搭載のファーストテーパーな軽量ジグヘッドの操作感が高いショートアジングロッドと認識して手にしたら満足度が高いロッドだと思います。

ちなみに、私はこのロッドを個人売買で購入したのですが売ってくださった方は「思ってたテーパー(曲がり)ではなかったので」というのが売却された理由でした。参考になったら幸いです。

釣果データ

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