アジングで渋い時はアワセを遅らせる

アジング理論

アジングしてて「どうですかー」「今日はアタリはあるけど渋いよね」っていうのはよくある挨拶言葉。そんな渋い時にこそ僅かなアタリをしっかり掛けたい。と寝ても覚めても釣りのことばかり考えてるあなたにこの記事をお届けします。

渋い原因を考える

渋い時のアジはどんな行動をしている

アジが渋い時がアジはスローな動きをしている時です。高活性であればガンガンアタってきますがたまにしかアタらないしアタっても小さくツンとするだけですから全体的にアジが低活性であるのは理解しやすいと思います。

低活性でも食べていかないと生きていけないアジは動くものを追わず動かないプランクトンを食べようとしてビミョーでちっさいアタリになったと考えられます。

動かないものを食べてる時は吸い込みが小さい

前にも書いたことがありますが、動かないものを食べてる時のアジは口はわずかしか開けず弱ーい吸い込みでプランクトンを吸い込もうとします。海中に漂うプランクトンなら弱い吸い込みで簡単に口の中に入ります。だから強く吸い込みません。しかし私たちが投げてるジグ単にはラインが結ばれてて私たちアングラーはアタリを感じようとラインテンションを張った状態になってます。そのような状態では弱い吸い込みで針まで口に入りません。アジは弱い吸い込みで喰えないものはプランクトンじゃないと思って吐き出します。フッキングしなかった場合も深追いしません。

これが渋い時のアジの捕食の実態だと想像しています。

渋い時にアジの口にジグ単を吸い込ませる方法

ラインテンションを緩める

張り気味のラインテンションを緩めることでジグ単の動きに余裕ができてアジの小さな吸い込みで口の中に入るようになります。張り気味のラインテンションを緩める方法は、

  • リトリーブをやめてテンションフォールで誘う
  • ジグヘッドの重量を軽くする
  • ジグヘッドの重量はそのままでテンションフォールの際にロッドティップを下げてラインテンションを緩くする
  • 潮が動いてる場合潮上方向にキャストしてドリフトさせる

違和感を感じたら待つ

吸い込みが弱い時、アジはワームの尻尾をかじってる場合がよくあります。この状態で違和感を感じてフッキングしてもたいてい掛かりません。針まで食ってないから。でも尻尾をかじった時にラインテンションを緩めてアジにジグ単を咥えなおしさせて、針まで咥えさせればフッキング可能になります。要は違和感を感じたらラインテンションを緩めつつ少し待つという方法です。ジグ単をすべて口に入れたアジは場所を移動し始めるので竿先が持っていかれる感じになるので軽くアワせるだけで掛かるようになります。

アタってから待つことの難しさ

アタリを感じてるのにアワせないって難しいことはよくわかります。体が反応してしまいますもんね。ただ、アジが針まで食ってないアタリを掛けにいっても掛かりませんからそこは我慢です。待ってテンション抜いて針まで食わせてからアワせることで掛かる率は上がります(絶対掛けれるわけではない)。もし即アワセで掛からないことが何度か続いたら、一度即アワセを入れず待ってみて竿先に重さを感じてから軽くアワセを入れてみてください。

ここからは余談ですが、アタリが小さい時は張りがあるラインと硬いジグヘッドが有効です。張があるエステルラインならラインテンション緩めの状態でも竿先にアタリを伝えてくれます。張りがあるエステルラインの選び方は「しなやか」とかの宣伝文句がないやつで、例えばS-PET。D-PETはしなやかで扱いやすいけどしなやかな分ラインテンションが抜けてると振動が伝わりにくくなります。使いやすいけど振動伝達能力は落ちるのがD-PET。アタリが小さい時のおすすめは張り強めのS-PET。ただし扱いにくいので多少のトラブルは覚悟しといてください。

硬いジグヘッドはタングステンのジグヘッド。タングステンは比重が高いからシルエットが小さくなるっていうことで重めのウエイト設定が多いけど、振動の伝達は鉛よりいいので軽量ジグヘッドでもタングステンを使ってます。15cmくらいのショートリーダー入れてスナップ使わず直結すると着底時の振動が鉛の同じウエイトの時より明確。ほんとに。ジグヘッドのフックはオープンゲイブでないほうがいいです。オープンゲイブはゲイブ幅が広くなってアジが口を小さくしか開けない時にゲイブ幅が邪魔してしまうため。でも今市販してるタングステンジグヘッドでナローゲイブの0.5gくらいの軽量なやつって売ってないんですよね。なんかオススメジグヘッドありましたら教えてください。

釣果データ

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