アジングにおける荷重感度(潮感度)とは

アジング理論

釣りの中でもアジングにおける感度には、荷重感度の他に反響感度操作感度の3種があると言われます。
それぞれを短い文章で説明すると

  • 荷重感度はリグ(ジグヘッド+ワーム)の重さの変化を感じること。
  • 反響感度はアジがリグを咥えた(もしくは魚体に触れた)時の衝撃を感じること。
  • 操作感度は海中のリグの存在とどこにあるかを感じること。

この3種の中でこのブログでは荷重感度を掘り下げていきます。

このブログのアジング理論はいつも図解とか写真とかなしで説明しますので少し大変ですが最後までよろしくお願いします。

荷重感度とは

荷重感度はロッドから感じるリグの重さの変化のことと説明しました。ではどのように海中にあるリグの重さを感じその重さが変化していくのか検証していきます。

重さの感じかた

リグの重さの変化を感じるにはまず今現在のリグの重さが分からないと変化が分かりません。リグの重さはラインテンションから感じます。

ラインテンションは、ロッドとリグの間にあるラインを弛ませない状態にすることで感じられます。
具体的には、リグ(1gのジグヘッド+ワーム)をキャストして着水したらリールのベールを戻して弛んだラインをリグが海中へ引っ張っていくのを待ちます。
ラインの弛みがなくなった瞬間ラインはロッドのティップをほんの少し引っ張ります。この引っ張りを指先で感じてください。感じられたら荷重感度を感じる準備ができたことになります。

この動作は目でラインを目視できる日中に行うとわかりやすいです。また潮の動きや風がないときがわかりやすいです。

重さを感じられない場合

潮と風がないときで上記の方法で重さを感じられない場合はロッドの持ち方に問題があるかタックルバランスが極端に悪いかロッドのティップがかなり柔らかいと思われます。

荷重感度を感じやすいロッドの持ち方

ロッドの持ち方はロッドを指先でつまむようにして持つか指の上に置くように持ちます。つまむ場合でも指先に力はほぼ入れません。ロッドを落とさない最小限の力でつまみます。指の上に置く場合も人差し指もしくは中指1本に置くようにしてほかの指はロッドが自由に動かないように添える程度にしてください。
タックルバランスが整っていればこのような持ち方でロッドを落とさずに脱力した状態で釣りができます。

タックルバランスが極端に悪い場合

タックルバランスが極端に悪い場合上記の持ち方をするとロッドの先が地面に方に向かってしまいロッドの先を上に持ち上げるために指に力が入ってしまいます。
この状態では荷重感度を感じにくくロッドを持つ指先にも力が必要になるのでアジングを長時間続けられません。
対策としてはロッドとリールの重量バランスの見直しが必要です。どういった重量バランスが良いかは「アジング タックルバランス」で検索すると詳しく解説したサイトにあたりますのでそちらでご確認ください。

ロッドティップがかなり柔らかい場合

ティップが柔らかすぎるロッドの場合、ティップがラインテンションを吸収してしまい指先に何も感じないことがあります。主にメバリングロッドでアジングしている方に多く見られます。売値1万円以上のアジング用ロッドを買ってください。

2万円以上にはなりますが自分が使ってきたロッドの中で荷重感度を感じやすいと思ったロッドは

ブルーカレントⅢ53
アジングでは少数派のチューブラーティップですが今のチューブラーはソリッドティップよりしなやかで荷重感度を感じやすくなってます。特にこのロッドは豆アジの抜けアタリも逃しません。それにチューブラー特有の反響感度の良さが備わるから死角のないロッドです。荷重感度(抜けアタリ)が気になる方はブルーカレントⅢ53で抜けアタリを取りまくったこちらの記事もご覧ください。


ルナキア582
とてもしなやかなカーボンソリッドティップのロッドです。柔らかいティップでありながら操作感度があってリグの状態把握が十分可能です。グリップのつくりも独特でラインテンションが掛かった瞬間のティップのもたれ感がダイレクトに手に伝わります。

なぜ重さの変化が起こるのか

さて、ラインテンションを感じられたところで次はこのラインテンションの変化を感じていきます。
ラインテンションはリグが海底に向かって沈んでいくことで生まれますがそのリグの重さは常に一定です。
ならどこで変化が起きるかと言うと潮と風と沈む深度(ラインの角度)です。

荷重感度は別名「潮感度」と言われるくらいキモは潮です。文面若干ややこしいですがなんとか頑張って以下の文章理解してください。

ラインテンションはリグが海底に向かって沈んでいくことで生まれますが、リグとロッドはラインでつながっているのでリグはロッドティップを中心とした円軌道で少し手前側へ沈みます。

このとき潮も手前方向に流れているとリグは潮の流れに乗って流されるのでリグの重さが軽くなったり潮の流れが速いとラインが弛んでリグの重さが完全になくなります。潮が海面方向(上昇する潮)に流れてた時も同じく軽くなります。

逆に潮が自分から離れる方向に流れたり下方向へ流れるとラインテンションが大きくなりロッドのティップ引っ張られリグが重くなったように感じます。これが潮によってラインテンションが変化する理由です。

潮による重さの変化の原因がわかれば、これを利用して潮があたる場所、変化する場所を探します。
例えば岸近くではラインテンションが軽く、岸から少し離れたところではしっかりラインテンションを感じる場合があります。その場合岸近くと岸から離れたところで潮の流速や方向に違いがあることがわかります。別パターンで表層でラインテンションが重く中層以下でラインテンションが軽くなる場合は表層と中層以下の潮が逆の方向に流れています。それらを感じられたら流れの違いの境目付近にアジの餌が溜まりますのでそこへリグを送り込むことで釣れる確率があがります。
地形変化で潮がヨレる場所などもラインテンションが急に軽くなったり重くなったりしてヨレがあることを特定できます。荷重感度を意識しているとこういったことがわかります。

このあと風と沈む深度(ラインの角度)の説明もしますが荷重感度は主に潮に対して意識してください。

荷重感度に風は大敵です。特に横方向に吹く風は荷重感度をかなり感じにくくします。この場合できるなら立ち位置を変えて風に対して正面か背を向けるかしてください。
正面からの風の場合は難しくなりますが理論上荷重変化を感じることができます。私はあきらめますが笑
追い風の場合に風がラインを上方向へ持ち上げようとするのでリグの重さと持ち上げる力が相殺されてラインテンションが小さくなるのでリグを重くして対応してください。
風が強いときはロッドティップを下げてできるだけ風の影響が少なくなるようにして頑張ってみてください。

沈む深度(ラインの角度)

ラインテンションは沈む深度(ラインの角度)でも変わります。深度が浅いところではラインテンションは小さく、深くなるほどラインの角度が付いてラインテンションが大きくなります。このことは釣りに特に影響はないのですが、荷重の変化を感じるときに表層とボトム付近では潮の変化がなくても重さが変化するのでそうなるよねって知ってるだけでいいです。

荷重感度で抜けアタリの取り方

荷重感度でもう一つ大きな特徴は、アジのアタリの中で難しいと言われる抜けアタリをとれることです。荷重感度を意識していれば抜けアタリは意外と簡単にわかるようになります。

リグをキャストして着水し、カウントを取りながら荷重を感じていると着底しないはずのカウントで荷重が消えるときがあるのでゆるく小さくロッドをサビいてください。荷重が消えた原因が潮の変化であれば違和感なくロッドをサビけますが、抵抗や違和感を感じたらアジがリグを咥えているのでそのままスイープにフッキングしてください。

潮が手前に流れているときは荷重が小さくなったり、潮の速度によっては荷重が完全に抜けてラインが弛んでしまう場合があるので軽くロッドをサビいて荷重(ラインテンション)を確保します。この操作の途中で荷重が消えたらそのままロッドをサビき続けて潮の変化か違和感かを見極め違和感ならスイープにフッキングしてください。

抜けアタリにはアジがリグを咥えてそこでステイする場合もあり、その場合はコンとかトンとかの反響のアタリを感じることなく抜けた荷重が徐々に表れてくるように荷重が変化するのでスイープにフッキングしてください。こうして荷重感度で抜けアタリが取れるようになります。

荷重感度の説明は以上になります。図解なしの文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。もしわかりにくいことやご質問などありましたらメールやTwitterでお問い合わせいただけたらお答えしますのでどうぞよろしくお願い致します。

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